7.11世界平和アピール七人委員会「原発に未来はない・・・」声明

by ihst | 7月 21st, 2011

2011年7月11日世界平和アピール七人委員会「原発に未来はない;原発のない世界を考え、IAEAの役割強化を訴える」
http://worldpeace7.jp
1955年発足した世界平和アピール七人委員会の現在のメンバーは、武者小路公秀 土山秀夫 大石芳野池田香代子 小沼通二 池内了 辻井喬の方々です。
以下上記アピールの内容抜粋・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・、
「・・・・・・・・世界平和アピール七人委員会は、天災のなかでおこった人災としての東京電力福島原子力発電所事故について、われわれ日本人と全世界の人々がともに考え、ともに対策を練るべき問題が山積していると考える。日本と世界諸国の市民、学界、言論界そして政府関係者、特に原発はやめられないのではないかと考えている人たち、が真剣な検討を進めてくれることを切望する
   1. 東京電力福島第一原子力発電所事故・・・・事故発生から4か月経過した現在でも、発熱を続ける核燃料の安定した制御には至らず、・・・何が起きたのかの全貌は、まだわかっていない。
   2. 恐怖と欠乏を免れた平和な生活を・・・・・現在、避難を強制された人たち、その周辺で不安に打ちひしがれながら懸命に生きている人たち、さらに距離が離れているにもかかわらず、外で遊ぶことが出来なくなった子供たち、妊娠中・育児中の女性たち、放射性物質が飛来してきて生産物が売れなくなった人たちなどのことを考えると、彼らの基本的人権が侵されていると考えざるを得ない。私たちは、“可能な限り”などという安易な言葉は使わず、・・・
 3.安心と安全を破壊する原子力発電所の廃止の具体的提案・・・・・すべての原子力発電所は・・廃止・・すべき・・・その具体的なみちすじは・・・
   (1) 当初の耐用年数に達した老朽化原子炉は、故障の確率が増加するので、寿命を延ばすことなく廃炉に・・・
   (2) 建設中・計画中の発電用原子炉は、不十分な安全審査基準によって認可されたものなので、直ちに凍結・廃止・・・
   (3) 4つのプレートが集まっていて、数しれぬ活断層が地下にある日本では、地震・津波は避けることができない。活断層の上など危険性が高い原子炉は即時停止すべきである。
   (4) 福島原発事故が終結できない一つの理由は、一つの敷地に6基の大型原発を設置している過密によるものであった。日本の原子力発電所はほとんどすべて複数の原子炉を持       っている。複数原子炉は、削減の順序を決め速やかに規模を縮小すべきである。
   (5) これらの基準によって廃止されることにならない原子炉があれば、再び大事故が起こりうると覚悟ができた場合に限り、安全対策について万全の策を講じ、国内・国外の第三者の検証をもとめて承認を得たうえで、設置する地元自治体だけでなく、危害が及びうる範囲の市民の同意を条件として、最短期間運転を続ける。これらの条件をすべて満たすことが出来ないならば、これらの原発の廃止に踏み切る以外ない
 4.原発廃止は可能である・・・・将来に向けたエネルギー政策を速やかに進めるために必要な手順・・・
 5.原子力発電所へのIAEAの関与の一層の強化を・・・・日本では原子力基本法に公開の原則が決められている。それにもかかわらず、東京電力と原子力安全保安院の透明度は極めて低く、実態がなかなかみえず、刻々と変わる状況に対し市民が適切な判断をすることは非常に困難だった。東京電力と政府は、市民を信頼して、不明なことは不明とし、危険は危険として、事故の状況と将来への見通しを速やかに公開しなければならない。
原子力発電所の事故の影響は、国境を越え、領海内にとどまらず波及することを考えれば、対策は本来当事者に任せるだけでなく、国内・国外の英知を結集して当たるべきである。・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・以下略・・・・・・・・・・・・

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