by ihst | 4月 15th, 2011
原子力関係論文書籍の一部公開を先に紹介しましたが、心理系でも公開されています。
大月書店←クリックしてください。
ニュートン、朝日webも公開されています。それぞれのURLは下記。それぞれクリックして下さい。
福島原発事故は、原子力技術というものが、東電などの一私的企業の「制御力」を超えていることを示したものです。その意味では、「原発技術」の是非が問われていますが、少なくとも「原子力」というものを一私企業に任せて良いものかという問題が鋭く問われているといえます。また、日本では、東電と政府、保安院の癒着があり、事故関連の情報がきちんと開示されていないという指摘をフランスのルモンド紙記者がしていました(14日NHKTV)が、この体制が福島原発の事故処理そのものにも障害となっていることにも注目しなければならないと思います。
東電や中途半端な政府に任せないで、社会のもっている技術的、科学的・知的諸力を結集して、きちんとした事故処理と災害からの復興に進めていかねばならないと考えます。
そういう意味で、出版社、諸学会が、今までの蓄積してきた「知力」を無料公開することは、社会的制度の枠を超えて、社会のもつ「知力」を向上させるもので非常に重要な貢献だと評価するものです。