by ihst | 9月 11th, 2011
下記の国際会議が日本財団と笹川記念健康財団、国際放射線防護委員会などによって開催されます。チェルノブイリでの経験をふまえ、今後の原発からの放射線などへの対策の指針等を検討することを目的にしているようです。
これに対して、2011年9月10日国際専門家会議「放射線と健康リスク」組織委員会 への
「国際専門家会議に関する公開質問状」も出されています。公開質問状は、この投稿の別項を参照して下さい。
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
2011 年9 月11 日(日) 於:福島県立医科大学
基調講演:放射線医学総合研究所 明石真言テーマ:福島原子力発電所事故とその影響
国際放射線防護委員会 アベル・ゴンザレス
:福島原子力発電所事故に関する国連科学委員会からの提言
11:00-12:30 セッション1:福島の現状
座長 :福島県立医科大学 竹之下誠一,東京大学 前川和彦
講演者:日本原子力研究開発機構 本間俊充 :放射能拡散予測地図と放射線量
広島大学原爆放射線医科学研究所 神谷研二:福島の現場における科学と社会価値
放射線医学総合研究所放射線防護研究センター 酒井一夫:内部被ばくの影響
13:30-15:15 セッション2:放射線被ばくによる健康影響:低線量被ばくと健康、緊急被ばく医療
の課題と今後
座長 :放射線医学総合研究所 米倉義晴 英国保健保護局 ティモシー・ウォーカー
講演者:ニューメキシコ大学 フレッド・メトラー:医療用放射線リスク
ブレーメン大学 ハーヨ・ツェーブ:航空乗組員の疫学的調査~宇宙による低線量被曝
ワシントン大学 スコット・デービス:原発事故における低線量健康リスク
アメリカ国立癌研究所 ノーマン・コールマン:放射性事故に係る緊急時対応
国際放射線防護委員会 ジョン・ボイス:低線量被ばくの放射線疫学
15:30-16:15 セッション3a:汚染地域における放射線量及び線量測定、
座長 : 放射線影響研究所 大久保利晃ドイツ連邦放射線防護庁 ウォルフガング・ヴァイス
講演者:国際放射線防護委員会 ハンス・メンツェル:放射線防護とリスク評価における放射線関連の諸量
パシフィック・ノースウェスト国立研究所 ブルース・ネピア:内部放射線量と放射性廃棄物
アメリカ国立癌研究所 アンドレ・ブーヴィル:チェルノブイリ原発事故と核実験によるフォールアウト~線量測定と対策と 疫学
16:15-17:00 セッション3b:放射線生物学と放射線防護学/安全:基礎と疫学と分子疫学
座長 : 放射線影響研究所 大久保利晃 ドイツ連邦放射線防護庁 ウォルフガング・ヴァイス
講演者:京都大学 丹羽太貫:幹細胞の視点からみた低線量率発がんリスク
放射線影響研究所 児玉和紀:被爆者疫学
2011 年9 月12 日(月) 於:福島県立医科大学
9:30- 11:00 セッション4:チェルノブイリ原発事故の教訓から学ぶ
座長 :アメリカ国立癌研究所チェルノブイリ研究班長 馬渕清彦いリノイ大学シカゴ校 アーサー・シュナイダー
講演者:医学放射線研究所 ヴィクトル・イワノフ:チェルノブイリ原発事故の健康リスク
ウクライナ医学アカデミー ヴァディム・チュマック:チェルノブイリ原発事故における線量推定
ウクライナ内分泌研究所 ニコライ・トロンコ:チェルノブイリ原発事故後のウクライナにおける甲状腺癌~ウ
クライナ・アメリカ甲状腺事業の枠組み~
ニューヨーク州立大学ストーニブルック校 エヴェリン・ブロメット:放射線事故の心理学と社会的受容
インペリアル・カレッジ・ロンドン ジェラルディン・A.・トーマス:チェルノブィル組織バンク
11:15-12:45 セッション5:放射線安全と健康リスクに関するガイドライン
座長 : 環境科学技術研究所 嶋昭紘国際放射線防護委員会 クリストファー・クレメント
講演者:英国健康保護局 ジョン・クーパー:放射線防護の原則
マンチェスター大学 リチャード・ウェークフォード:緊急時におけるリスク推定と放射線防護
国際放射線防護委員会 ジャック・ルシャード:放射能汚染地域長期在住者の防護~ICRP Publication 111 からの提言~
大分県看護科学大学 甲斐倫明:福島原子力発電所事故における放射線防護学
13:45-14:45 セッション6:総括
議長 :国際放射線防護委員会 アベル・ゴンザレス、福島県立医科大学/長崎大学 山下俊一
コメンテーター:国際放射線防護委員会 ジャイ・キ・リー
ドイツ連邦放射線防護庁 ウォルフガング・ヴァイス
国際原子力機関 イゴール・グセフ
国際原子力機関 ジャン・ウォンデルゲム
世界保健機関 エミリー・ファン・デベンター
討議
15:00-16:00 セッション6(続き):総括
討議(続き)
勧告
16:00-16:30 閉会式司会:笹川記念保健協力財団 紀伊國献三英国王立国際問題研究所 デイヴィッド・ヘイマン
17:00-18:00 記者会見終了
(提供Hnkw)