大量のGHQ文書、今も米国に

by ihst | 10月 18th, 2011

戦後GHQが押収した資料が大量に、今も眠っているとの京都新聞報道(2011.4.7)を紹介します。下記の通りです:文章そのまま転載しています。
大量の文書、今も米国に 2011.4.7京都新聞
米連邦議会が管理する連邦議会図書館には、終戦後に連合国軍総司令部(GHQ)が日本側から接収した大量の歴史資料が今も残っている。中には数年前まで地下の書庫でほこりをかぶったまま放置されていた重要文書もあり、日米両政府は必要な措置を講じることで、次代に史料を継承していく責務がある。 
日本の専門家によると、終戦後に米国が戦犯調査などの目的で接収した文書の総数は40万点超。文書は旧日本軍や政府、南満州鉄道(満鉄)、朝鮮総督府などから接収された。これらの文書は敵国だった日本の軍事政策や統治体制、植民地政策を知る上で有用で、GHQの対日占領政策の「糧」になったとみられる。
1952年にサンフランシスコ講和条約が発効すると、米側は日本への文書返還を開始。日本の国会図書館は米公文書館が保管する日本関係文書をマイクロフィルムにする作業も進めた。それでもマンパワー不足や予算の枯渇を背景に、未整理文書が大量に残された。
 2006年には、旧日本海軍から原爆開発を命じられた旧京都帝大に在籍した科学者、清水栄氏の直筆メモをはじめ、1万点近い史料の未整理が判明。これを機に保存活動が進み、国会図書館も一部史料のデジタル化事業に着手した。ただ科学関係史料のデジタル化はまだで、今後の事業進展が望まれる。
」<Hnkw>

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