by ihst | 12月 25th, 2011
素粒子物理研究における「坂田模型」(1955年)や、後にノーベル物理学賞受賞者(益川敏英氏)を生み出すことにつながった民主的な研究室運営(名古屋大学物理学教室憲章等で知られる坂田昌一の生誕100年を機に、出版が相次いでいます。
西谷正『坂田昌一の生涯と平和の創造』鳥影社 2011.11 (477頁)
樫本喜一編『原子力をめぐる科学者の社会的責任』岩波書店 2011.10 (304頁)
坂田昌一『坂田昌一 コペンハーゲン日記・ボーアとアンデルセンの国で』ナノオプトニクス・エナジー社 2011.11 (278頁)
『益川敏英の「あなたがいたから」ー運命の人坂田昌一』NHK 「」こころの遺伝子ベストセレクション 主婦と生活社 2011.12(169頁)
なお、過去に出版された坂田自身の著作には、
湯川秀樹・坂田昌一、武谷三男『真理の場に立ちて』(1951年)毎日新聞社1951 (289頁)
坂田昌一『物理学と方法ー素粒子論の背景』白東書館 1948年 再々刊1951年 126頁
有山兼孝・坂田昌一『近代物理学概論』朝倉書店 1954年 360頁
坂田昌一『新しい時代の科学』郵政弘済会 1954 80頁
湯川秀樹・朝永振一郎・坂田昌一『平和時代を創造するためにー科学者は訴える』岩波書店 1963
武谷三男・坂田昌一・中村誠太郎『素粒子の本質』1963
坂田昌一『科学と平和の創造ー原子科学者の記録』岩波書店 1963年(370頁)
湯川秀樹・坂田昌一、武谷三男『素粒子の探求ー真理の場に立ちて』(1965年)勁草書房1965(310頁)
坂田昌一『科学に新しい風を』新日本出版社 1966年
湯川秀樹・朝永振一郎・坂田昌一『核時代を超えるー平和の創造をめざして』岩波書店 1968
末川博・山田無文・坂田昌一『平和の訴え』雄渾社1968年 196頁
武谷三男・湯川秀樹・坂田昌一『現代学問論』毎日新聞社1970
坂田昌一『原子物理学入門ー科学と現代』972
坂田昌一『物理学と方法』坂田昌一論集1 1972
坂田昌一『科学者と社会』論集2 1972
坂田昌一『新しい自然観』大月書店 1974