by admin | 1月 11th, 2010
2009年7月28日ー8月2日 ハンガリー Budapest で第23回国際科学史会議が開催。本研究所の研究員木本忠昭、安孫子誠也、梶雅範、小林学、和田正法が研究発表を行った。それぞれの演題は、下記の如し。
Kimoto ‘A Chain of technological Development in Japan after the WW ll and Social Construction of Technology’,
Abiko ‘Jun Ishiwara as a Forerunner of Bose on Statistics, De Broglie on Phase-Wave,
and Einstein on Quantum Condition’,
Siderer and Kaji ‘A Review of the Observations of the historian Kume Kunitake on Chemistry Education,Mining and Chemical Manufacturing in the west and in Japan in the True Accounting of the Iwakura Embassy to the United States of America and Europe 1871-1873’,
Kobayashi ‘Caloric Theory and Watt’s Law of High Hopes for the High Pressure Steam
Engine in the Early 19th Century’,
Wada ‘The Role of the Japanese Cultural Background in the Formation of Engineering Education in the Case of the Imperial College of Engineering, 1871-1886’
2009年8月2~5日 7th International Conference on History of Chemistryが、ハンガリー Sopron で開催された。テーマは「化学の用途」(Consumers and Experts: the Uses of Chemistry and Alchemy)。本研究所 梶雅範 研究員が、周期律の初期の受容(反応)についての国際比較のセッションを組織。 ロシア、ドイツ、チェコ、スペイン、ベルギー、スウェーデン、デンマーク、ノルウェー、日本の研究者を集めての比較研究の最初の発表会を開催した。
2009年8月23日 日野川静枝研究員が『サイクロトロンから原爆へ-核時代の起源を探る-』績文堂334頁を出版。
2009年8月30日~9月5日TICCIH(国際産業遺産保存委員会the International Committee for the Conservation of the Industrial Heritage)第14回Freiberg大会「産業遺産ーエコロジーと経済学」山田大隆研究員 参加 (注:TICCIH 1973年にイギリス・アイアンブリッジでの「産業遺産保護のための国際会議」the International Conference for the Conservation of the Industrial Heritage第一回大会のあとに設立)
2009年10月30日 木本忠昭「第23回国際会議概要」『第23回国際科学史会議参加報告集』日本学術会議第一部史学委員会IUHPS分会、小林学「第23回国際科学史技術史会議に参加して」
2009年11月5,6日 スイスのSchaffhausen近くにある「鉄文庫」(鉄文書館)(Eisenbibliothek)で国際シンポジウムが開催された。テーマは「アジア-ヨーロッパの知識と技術の伝達」で、基調報告2本(各45分)、個別報告9本(各30分)と討論があった。基調報告に木本研究員の「Bergakademie Freiberg und Japan. Technologietransfer Europa und Japan 19.Jh.」、個別報告で、本研究所外国通信員 E.. Pauer 教授の「Der industrielle Aufstieg Japans: Die Rolle des Imperial Colledge of Engineering,1873-1885, für die Humankapitalbildung im technischen Bereich」
2009年12月5日 日本学術会議「ダーウイン生誕200年ーその歴史的・現代的意義」
日本学術会議・科学史上の重要理論の現代的意義の検討分科会主催。
日本科学史学会、同生物学史分科会、日本進化学会、地学史研究会、日本動物学会、桃山学院大学共催が、開催220人参加。木本が司会の一人。
2009年12月19日 木本忠昭研究員が、日本科学史学会科学史学校で「戦後日本技術史をめぐって」と題して講演。(・・・→紹介あり)
2009年12月20日 本研究所の特定非営利活動法人設立の総会開催
2009年12月20日 『科学史技術史通信』No1 発行 所員執筆
2009年12月25日梶雅範・三宅苞訳中島秀人監訳ステイーヴ・フラー著『我らの時代のための哲学史』海鳴社ISBN978-4-87525-263-4¥5800
2010年1月20日 『科学史技術史通信』No2発行 木本忠昭「Hotel Baur宿泊の岩倉使節団名簿、田中克範「インターネットの歴史研究・資料保存グループ」の紹介」高橋智子「日本科学史学会・第22期科学史学校開催―木本忠昭「戦後日本技術史をめぐって」―」、日野川静枝「雑感:今を考える」、木本忠昭「工部大学校お雇い教師John Milneとフライベルク」、木本忠昭「本研究所蔵書レ-デブアの著作『鉄冶金ハンドブック』(”Handbuch der Eisenhuettenkunde”3 Bde 1884)」
2010年1月20日秋間実「一九七〇年代<東ドイツ>における『マルクス主義哲学』騒動のゆくえ」『季論21』第7号157-171
2010年2月20日『科学史技術史通信』No3 発行 田中克範[街角で見かけた科学史・技術史の一断面:鉄道レール], 木本忠昭「本研究所蔵書から・宇野哲人・乙竹岩造外『藩学史談』文松堂書店509頁 昭和18年」
2010年2月20日 木本忠昭研究員「ベルクアカデミー・フライベルクと日本」(主催日本ドイツ交流協会、場所 秋葉原ダイビル午後2時)。
2010年2月20日2時~5時 安孫子誠也:「明治末・大正期日本における物理学と哲学の交流」(『科学史研究』46(2007)掲載論文):日本科学史学会東海支部例会(誰でも参加可):名古屋市千種区池下1丁目三喜神社(地下鉄東山線池下駅から徒歩3分)
2010年2月27日 肱岡義人研究員、日本科学史学会科学史学校で講演 「ロバート・ボイルと元素説」 (明治大学駿河台キャンパス・アカデミーコモン)
2010年2月27日 日本科学史学会技術史分科会・科学論技術論共催研究会・田中克範「インターネットの歴史─課題と展望」
2010年3月1日 木本忠昭『学術の動向』(日本学術会議)特集1「ダーウイン生誕200年ーその歴史的・現代的意義」シンポ巻頭言
2010年3月20日 『科学史技術史通信』No4発行 木本忠昭「日本の科学史技術史書に登場しないドイツ鑛山書」、安孫子誠也「日本科学史学会東海支部例会報告」、木本忠昭「ベルクアカデミー・フライベルクと日本」、木本忠昭「本研究所蔵書から・EXPOSITION UNIVERSELLE DE PARIS,1900 、Les Mines du Japon, REDIGE PAR Le Bureau des Mines Ministtere de l’Agriculture et du Commerce, 仏文530頁+多数の製造過程説明図 publ. Maurice de Brunoff, Paris 1900 *Mining in Japan – Past & Present – 1909Published By THE BUREAU OF MINES, THE DEPARTMENT OF AGRICULTURE AND COMMERCE OFJAPAN 322頁英文 」
2010年3月31日山田大隆「北海道機械化農業研究史と高井宏元北大教授」「IBA-SEEプロジェクトの現地解説に参加して」『産業考古学』No135
2010年4月20日 『科学史技術史通信』第5号発行 井原聡「木(もく) 碑(ひ)・石(いし) 碑(ぶみ)が語る今ひとつの大学史」、高橋智子{日本科学史学会・第22期「科学史学校」開催肱岡義人「ロバート・ボイルと元素説」}、田中克範「日本科学史学会技術史分科会・春の研究会報告」、恒川清爾「阿部秀吉編輯『近世偉業日本立志編』自由閣発行1888(明治21)年2月488頁」、木本忠昭「書評・山部恵造・美登里著『フランス百科全書と技術学―「もの造り」の名誉回復と大革命―』けやき出版 199頁 ¥2000 ISBN978-87751-397-9」
2010年4月23日 17:00-19:00内田正夫(和光大学)「pHメータの発明者、アーノルド・ベックマンの生涯――機器分析の時代をひらいた人」東工大国際高分子基礎研究センター化学史学会「サイエンスカフェ 科学史サロン2010」参考:内田正夫、化学と教育、57、pp510-513, 2009.
2010年4月24日 日本科学史学会・科学史学校 道家達將日本科学史学会会長・東京工業大学特命教授「宇田川榕庵」http://wwwsoc.nii.ac.jp/jshs/kagakusigakko/
2010年5月15日日本科学史学会科学史学校・日野川静枝「サイクロトロンから原爆へ」http://wwwsoc.nii.ac.jp/jshs/kagakusigakko/
2010年5月20日 『科学史技術史通信』No.6発行・木本忠昭「科学研究費補助金の採択状況と日本科学史研究の分析」恒川清爾「研究所蔵書紹介・F.ショットレンダー『エルフイン フォン ベルツ 日本に於ける一ドイツ人医師の生涯と業績』市川善三郎『別つと草津温泉』鹿島卯女『ベルツ 花』」
2010年5月29,30日 日本科学史学会第57回年会総会・東京海洋大学品川キャンパス 研究発表
2010年7月1日 安孫子誠也「エネルギー利用と平衡熱力学」『日本の科学者』Vol.45 No.7 ,July 2010